先日、県北へ出かけた際に「大湯環状列石」に立ち寄りました。
大湯環状列石は鹿角市の十和田大湯(大湯温泉が有名ですね♪)にある、縄文時代後期前半の遺跡です。
県道66号線を挟んで「万座遺跡」と「野中堂遺跡」があります。
小単位で組石がならび、それが二重の輪になっていて、「ストーンサークル」とも呼ばれています。
万座遺跡
こちらの遺跡では堀立柱建物跡も見つかっています。
野中堂遺跡
真ん中に有名な「日時計状組石」があります。
この場所で何が行われていたかについては諸説あるそうですが、組石の下から副葬品等が見つかったため「共同墓地」という説が有力だそうです。
ちなみに、この石は遺跡から7キロ程離れた安久谷川の石が使われているそうです。
4000年前の歴史に触れることのできた、貴重な時間でした。
ちなみに1枚目の写真に見えるようにこのストーンサークルは中心に向かって周りをぐるりと取り囲むように藁葺き屋根の大きな小屋がいくつもあります。この下にみんなで集まって、中央で行われる祭儀の儀式を見守っていたのだろう、といわれています。
こういう「古代の儀式用の円」となれば、入って実際に魔法円を自分でも描いてみたくなるのが魔女の習性ですが、さすがに怒られそう(確実に怒られますっっ)なので出来ませんでした。
しかし、歩いて良いエリアにも小さな(と、云っても人が余裕で数人入れるレベルの大きさ)のサークルがありました。同行されていた橘師は迷うことなくそこで魔法円を描かれていました。
描かれた瞬間、中の空気が一気に変わるのを一緒にいた何も知らない人たちも同時に実感しました。
それはいつもの魔法円とはまた違った独特の空気でした。
やはり、古代の遺跡の、しかも同じような儀式を行ったであろう場所でのパワーというものはまた違ったものだとしみじみ実感しました。
そう思うと、いつかあの大きな円の中で描いてみたいですね(笑)