乙月あやめの日々是好日

秋田で日本赤十字献血サポーター企業の代表をしている占い師、乙月あやめのブログです。(本業の)魔女としての話も書きます。

生まれ変わり(2)

生まれ変わりといえば、よく聞かれる話題に「前世」についてがあります。

前世についての話の前によくある誤解について書いておこうと思います。

たとえば、本やネットなどで時々

「3回前の前世では……」

等ということが書いてあることがあります。

でも、この

「〇回前の前世」というのは明確な間違い

です。

前世というのは今の人生の直前の人生のことを指す言葉です。

そして、それ以前の人生のことは「過去世」と言います。

ですから、先程の「3回前の前世では……」というのを正しく書き直せば「3回前の過去世では……」となるのです。

 

そもそも日本語において「前」という言葉が名詞につく場合は「直前の」という意味を持つのですから「〇回前の前世」という言い方は日本語として破綻しています。にもかかわらずこうした言葉を使って平然としているということは、その人が知識不足であるという以前に日本語能力自体にきわめて問題である人だ、という何よりもの証拠です

 

(と、昔橘師に私も酷評されました。と、書いていたら橘師に「酷評ではない。かなりソフトな言い方だ」と言われました……どうでもよい話ですが、この紫の部分を淡々と棒読みのように抑揚をつけず、一気に言い切ると、こういうセリフを言う時の橘師の物真似ができますww)

 

さて、前回

自分の人生を見直した後に、次の人生での課題を自分で決めます」

と言うことを書きましたが、これを前世という言葉などを使って書き直せば、

「前世をすべて見直して、次の人生での課題を自分で決めます」

と、なります。

もちろん、前回書きましたように、生まれてくるショックで生まれる前に考えていたことのほとんどは忘れてしまいます。ですから、生まれてくる前に設定した課題をついに思い出すことなく人生を終えてしまうことも当然あります。そうした場合は次の人生にその課題が持ち越される場合がほとんどです。そして、次の人生ではその課題に気がつきやすい人生を選ぶことが多いと言われています。