今年で占い師になって22年目です。
考えてみるとあっと言う間だったな、という感じがします。そもそも占いを始めたときに自分が占い師になるということは考えてもいませんでした。簡単なカード占いを習い、簡単な占星術を習い、自分のことや友だちのことを占っているのが精々でした。ところがある時
「そろそろ占いの仕事をしてみようか!」
と師匠に明るく言われ
「はい?!」
と返事をしたらそれが「はい!」に変換されて……
そこから月2回雑誌の占いコーナーの連載が始まりました。正直最初はパニックの連続です。
占うまでは良いのです、占うまでは!問題はそれを少ない文字数に上手くまとめるのがともかく苦手でした。師匠は「週刊誌じゃなくて良かったね」と笑っていましたが、あれが週刊誌なら死んでいます!ええ、確実に!!
そんな感じで私の占い師としての人生はスタートしました。やがて半年ほど経ってから今度は師匠を相手に何度も対面占いの練習、というのが始まりました。それがある程度何とかものになってきたかな?という頃に「そろそろ対面鑑定してみようか」と言われ、師匠がいつも座っている鑑定室に入れられて、3人ほど鑑定しました。緊張の連続でしたが何とか、と言うより正直練習より簡単に読むことができました。
このような感じで私の占い師人生は始まりました。その後、占星術に泣かされたり、他の占いを色々学んだりとあるのですがそれはまた次のお話にしたいと思います。