乙月あやめの日々是好日

秋田で日本赤十字献血サポーター企業の代表をしている占い師、乙月あやめのブログです。(本業の)魔女としての話も書きます。

魔女の占い

人間には未来を知ることはできません。これはとても当たり前のことです。
ところが人間は未来や不確定なことを知りたがるものでもあります。

そうした「普通人間が知ることができないこと」を知る技術が占いなのです。

未来を知ることができる存在。
未来を動かすことができる存在。
不確かなことを知ることができる存在。
そうした人智を超えた力を持っている存在は「神」や「女神」と呼ばれる存在なのだと思います。

占いは神様や女神様というような高次の存在からのメッセージを受け取ったり、質問したりする方法なのです。

なので神様、女神様を信じていてもいなくても、正しい方法(占い)で、神様や女神様とつながることができる占い師が読みといたり、聞いたりしたものは、同じような結果になるのです。

そう考えるとたとえば複数の占い師が同じ問題について同時にカードを開いたとき、同じカードがキーになるところに出たりもするのです。そしてそれは決して珍しいことでもないのです。

少なくても魔女の占いはこうした神様や女神様という前提があった方がより正確に読めるのではないかと思います。

 

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占いは大きく分けて3種類

占いは、命術・卜術・相術、の3種類があります。
命術は生年月日など変わらないものを元に占う占い方です。運命や宿命を調べる占いです。代表的なものでは西洋占星術、インド占星術四柱推命九星術数秘術、算命学等があります。

次に相術は「見た目」から占う方法です。その人や家の性質を占うことが多いです。相術では手相と姓名判断が有名ですね。その他に玄関や水回りなどを見る家相などもこの相術です。人気がある占いでもあります。

そして卜術はタロット、トランプ、易(筮竹さいころ)などを使った占い方です。卜術はその時々の風を読んだり(その人にとって今が追い風なのか逆風なのか)、目の前の問題に対してどのような方法があるか、そしてどの方法をとったらどういう結果になるか等を占います。目の前の問題の解決法、対処法になる占いがこの卜術です。

通常占い師はこの3つを質問に応じて組み合わせて応えていくものなのです。私は卜術が一番得意ですし好きですが、相術、命術も必要に応じて使っています。

 

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22年目

昨日気がついたのですがかれこれ私が始めてタロットカードを手にしてからもう22年目になっています。私がタロットを手にしたときに生まれた子供が大学卒業している年月なのですよね……

そう考えると長いような、でもあっと言う間だったような気もします。

私が一番最初に手にしたカードはトートタロットでした。しかし、全然使いこなせなくて、ウエイト版ベースの「魔女のタロット」(今は絶版)を譲ってもらい、同じカーどの2代目を今も使い続けています。

他にもいくつかのカードを併用していますが、やはり「魔女のタロット」が一番読みやすいし、細かいところまで教えてくれる感じがします。うさぎさんがモチーフのカードや猫さんがモチーフのカードも使っていますがどちらも癖があってなかなか面白いです。

これからも色々なカードに触れていきたいな、と思っています。

 

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占いはどうして当たるのでしょう?

占いはどうして当たるのか?

これは私が最初に占いに対して持った疑問でした。

たとえばタロットカードを例にとれば78枚のカードを混ぜてその中から数枚を開いて占うわけですが、それでなぜ質問の答えが出てくるのだろう?と不思議に思ったからです。

私がよく使うスプレッド(カードの開き方)だと7枚を開きますが、これは

78枚×2(正逆)+77×2+……72×2=1050(通り)

のカードの組み合わせが広げられているにすぎません。そしてそのカード1枚1枚に意味があるとしてもそれをつなぎ合わせるだけで無限とも言える人間の悩みに対しての答えがなぜそこに出るのだろう??と心底不思議だったのです。

私がカード占いを習ったとき、

「占いの答えはシャッフルやカットしている時(カードを混ぜている時)に出来上がる

と教わりました。そして

カードがきちんと切れているか(答えがちゃんとできているか)

確認する方法も習いました。

そしてその通りにやると、あら不思議、習いたての私でも答えを導き出すことができたのです。

タロットカードや占い専用にしているトランプなどのカードはそのようにできている、と言ってしまえばそれまでなのですが、それにしても不思議です。

ところで占いというのは「人間には普通わからないこと」を知るための技術です。

と、言うことはその答えは誰に聞けばわかるのだろう?と考えるようになりました。人間にはわからないことを知っている存在……

神様か女神様しかいないじゃない!

という結論に至りました。

ようするにカード占いというのは神様や女神様からの答えを「カードという受信機」を使って受信しているのだと。それを読み解く技術なのだという私なりの結論にたどり着きました。

もちろん他の考え方もあると思います。でも私にとってはその結論が一番しっくりくるものだったのです。

少なくても「占いはどうして当たるか?」という私の素朴な疑問に対して一番説得力のある応えになってくれています。

 

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カード占いは当たるのか?

偶然から質問の答えを導き出す占いを総称して卜占と言います。卜占には有名なところでは東洋の筮竹、あるいは西洋のカード占い(トランプ占い、タロット占いなど)があります。

さてタロット占いを長年やっていると


「タロット占いで同じことを二度占ったらまったく同じカードが出る訳ないし、結局いい加減なのでは?」


 ということを言われる人が時々います。同業の占い師(特に四柱推命や西洋占星術のような命式と呼ばれる占いを得意としている人が多いです)にも時々こういうことを言う人がいて心底あきれてしまうのですが、そんないい加減なものだったら長い間生き残っていません

実際に、ある程度の経験がある占い師が同じ問題を二度占うと大体同じ意味のカードが出るものですし、同じカードが出ることも珍しいことではありません。

また


「二人の占い師が同じ問題を占ったときには同じ結果になるのか?」


という質問も時々されます。
でも実際にそういうことをやってみると、大抵の場合同じカードがキーになるところに出て見ている人がびっくりしたりもします。
卜占の醍醐味はこういう所にあるのです。

特に卜占は変化するものをとらえるのに効果抜群の占い方法です。たとえば今目の前の問題に対して


「どういう方法があるか」
「その方法を選択したらどういう結果が待っているか」


等を知るのに適しています。逆に生まれつきのもの(生年月日など)によって定められている運命などは西洋占星術などの命式で見る方が適していますし、そうしたものをカード占いなどの卜占で見るのは間違った方法だといえます。

 

 

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余は如何にして魔女となりし乎 (その3)

事前の準備も乏しく、ある意味慌ただしくイニシエイションを受けた私は、その後改めて魔女の修行をすることになりました。

最初の1年は激動の1年でした。魔女の訓練が進むとそれに呼応するように日常生活や人間関係にも変化が次々と現れました。それなりに一通りのことが学び終えたかな、と思えるには約4年ほどかかりました。親や親類ともその4年の間で完全に縁を切ることができました。これでやっと生命の危険がなくなるな、と心底ほっとしたことをよく覚えています。

その後、いくつかの試練がありましたが、周りに助けてもらいながら何とか乗り切ってきて、完全に落ちついてきたかな、といえるようになった頃には、大体10年が経っていました。

「魔女として一人前になるのには10年はかかる」

という言葉が魔女の世界にはありますが、私自身に関していえば、

「魔女になって10年経ってやっときちんとしたスターとラインに立てた」

という感じでした。それからずいぶん経った今でもまだまだ胸を張って

「私は一人前の魔女です」

とはいえません。この世界、学べは学ぶほど奥が深く、まだまだ自分自身が未熟であることを思い知らされます。

以上が私が魔女を知り、イニシエイションを受け、その後から現在経、といった歩みの簡単なお話でした。

ただ、私の場合は特殊な事情が色々重なったので仕方なかったというのがありますが、これから魔女をめざす方はまず、イニシエイションを受けたりして魔女になる前に魔女についての学習などをしておくべきだと思います。魔女についてしっかりと基礎知識などを身につけたところでもう一度「自分は魔女になりたいのか?」という問いかけをして、そこで自信を持って「Yes」とこたえられてから、魔女になるという手順を踏んだ方がより充実した魔女人生のスタートを切ることができると思うからです。

それでは3回に渡りお付き合いありがとうございました。

余は如何にして魔女となりし乎 (その2)

私がカルト宗教から解放されたのは祖母ががんに罹り無事死んだことによってでした。その後祖母と(親戚中で唯一のもう一人の信徒だった)叔母によってかなり高額な生命保険が私が3歳くらいの時からかけられていたことが分かったり、思い起こせばその頃以降、何度か生命の危機を感じる事件がたて続いたことなどがわかりました。

さて、他の人には聞こえない、私にとって切実なレベルで「良いこと」を教えてくれる声にしたがって、アルバイトをはじめたのがきっかけで橘師と出会い、今までのことを数日かけて簡単にお話ししたら「それは立派な虐待と一部は殺人未遂だよ……」と言われました。そこで私は、同じようなことは今後も起きてくるだろう、と思い改めて自分が生命の危機に今後もさらされる可能性が極めて高いことを実感しました。

そこで身を守るためのスペルを教えていただいたり、現実的な危険からのさけ方などを色々教えていただきました。そうした中で橘師の所にあった蔵書の中からて何冊かの本を借りて読んでみました。その時は橘師の背景になっているもの(当然Witchcraftです)が正直よく分からなかったので、そこにある本を読めば何か分かるかもしれない、といった程度でした。

結局、数冊読んだ結果、現実に魔女というものが存在していて、橘師はその数少ない一人であること等が分かりました。それでも本の中に「religion」という単語が何回も出てきたので魔女が宗教と関連しているらしいということは感じましたが、前回お話したように私は宗教といえば祖母の関わっていたカルト宗教しか知らなかったので正直そこはわからないまま読みとばしていました。ただ、魔女という生き方や何よりもこの魔女の神様や女神様なら自分を救ってくれるかもしれない、という気持ちが強かったのはよく覚えています。何よりも誰にも聞こえない「良いことを教えてくれる声」が魔女について学ぶことを導いてくれていたので、わからないながらも私の気持ちだけは固まっていました。

それから橘師に色々な話を聞いて、ともかく魔女として生きたい、と思った私はWitchcraftの伝統的な方法、つまり、最初にイニシエイションを受けてから学んでいくという魔女狩りの時代に当たり前だった方法でこの道を歩み始めたいと思いました。しかし、その希望は理解していただけたとはいえ、橘師からは、一通りの説明はきちんと受けてからにしなさい、といわれ短期間で概略を説明してもらい、その後イニシエイションを受けたのでした。